大和ハウス工業が、低温物流事業の拡大を目的に、神山運輸と神山トランスポートの2社を株式交換で子会社化することを決定した。神山運輸は冷凍食品小口混載輸送を全国展開し、神山トランスポートは長距離幹線輸送を担う。取得予定日は2022年9月12日で、株式交換比率は大和ハウス1:神山運輸28.15:神山トランスポート541.23となる。大和ハウスは物流施設に関して設計・施工にとどまらず、総合的な物流事業を展開している。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:大和ハウス工業の低温物流事業の拡大に向けた取り組みとして、神山運輸と神山トランスポートの子会社化は戦略的な一手と言える。今後は、両社のノウハウを生かしたシナジー効果を狙い、物流事業の更なる拡大に注力していくことが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。